企画室
村田 沙苗
さん
2017年入社
私が主に担当しているのは壁紙のデザインです。壁紙には織物調や石目調、木目調などのさまざまな柄があります。それを印刷するためのデータを、パソコンのグラフィックソフトを使って制作しています。
デザインは、専門業者からデザインを買い取って制作するケースと、クライアントの原稿をもとにこちらで一から制作するケースがあります。デザインを買い取る場合は、サンプルが集められた「見本帳」の中から使えそうなデザインを選んでいきます。本当にいろいろなデザインがあるので、眺めているだけでもワクワクします。
また、プリントだけではなく、表面のエンボス(凹凸)の模様も指定しなくてはいけません。同じ柄でもエンボスが違えばガラリと印象が変わります。柄とエンボスの組み合わせを変えて、いくつもの案を作り、打ち合わせをしながらひとつに絞っていきます。
ひとつのデザインにかかる時間は場合によってさまざまですね。手持ちのデータからすぐに作れる場合もありますし、何十回も試作を繰り返しながら作る場合もあります。
最終ユーザーであるお客さまに「いいな」と思ってもらえるかどうかを、常に考えています。住宅展示場へ見学に行って壁紙がどんなふうに貼られているかを見たり、営業の方からお客さまの生の声を聞いて参考にしたり。また、幕張メッセや東京ビッグサイトで行われるインテリアの展示会に参加し、最新のトレンドを調査しています。仕事でフランスのインテリアの見本市まで勉強に行かせてもらったこともありました。時代背景やインテリアのスタイルによって好まれる壁紙は変わっていきますので、常に情報収集してデザインに反映させるようにしています。
私は中途入社で、前職は東京で印刷物のデザインに関わる仕事をしていました。地元の茨城で働きたいと思ったのですが、なかなかデザイン系の仕事がなくて。そんな時にウェブサイトで東武化学の求人募集を見かけ、「これまでの経験が生かせるかもしれない」と思って応募しました。
仕事を始めてみると、壁紙のデザインは印刷物のデザインとはまったく違っていて。そこにまず驚きました。1ピクセルのズレもないように仕上げたり、色の表現にこだわったり。細部にまで気を配って設計していくところが壁紙の特殊な点だと思います。これまで経験してきたやり方と違うことも多く苦労しましたが、先輩に聞いたり自分で調べたりして少しずつ覚えていきました。
初めの頃は「どうしたらいいんですか?」と聞くことばかりで、自分の意志を持ったものづくりができていなかった気がします。しかし今は「これが作りたい」とはっきり思えるようになり、先輩や上司から「いいね」と言ってもらえることも増えました。たくさんのデザインを作ってきて、自分が作るものに自信が持てるようになってきたのかもしれません。
デザインが実際に壁紙になっていくのを見ると、やりがいを感じます。ずっとデザインに関わる仕事がしたかったので、今こうしてものづくりができていることが嬉しくて。いつか街中で、自分でデザインした壁紙が貼られている光景を目にできたらいいですね。